初心者でも簡単!キジハタの釣り方徹底解説

ロックフィッシュ
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これを読めば初心者でも簡単にキジハタが釣れる!キジハタを年間100匹釣るロックフィッシュゲームに狂った筆者がポイントからおすすめタックル、リグや使い方を詳しく解説します。

キジハタが釣れる季節は?

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

キジハタは夏の魚なので、多少地域差はありますが、一般的には水温が高い6~9月が釣れやすく数釣りも楽しめます。

中でも6月は大型にも期待できる一番アツイ時期です。活性が最も高くなるのは7~8月ですが、小型が目立ちます。5月、10月も6月と同様、大型を狙えるチャンスですが、確率は低くなります。

暖流が流れ込む地域や水深のある所では、真冬の2月でも釣れる可能性があり、温暖化も相まって生息数も増えているので狙いやすい魚です。

キジハタが釣れる場所

キジハタを狙う上で最重要となるのがポイント選び。

広範囲を泳ぎ回る青物やベイトを求めて彷徨うシーバスとは違い、岩やブロックの隙間に隠れてジっとしている場合が多いので、ポイントを間違えてしまえば1匹も釣ることはできません。

逆に合っていれば複数匹釣れる可能性が高いので、場所によって釣果が大きく分かれると言っても過言ではありません。

まずはマクロでみた場合のポイント、それからミクロでみた場合のポイントについてそれぞれ解説します。

潮通しの良い所を探そう

外海に面した場所

例えば上記のような地形であれば、色を塗った場所が外海に面しており、潮通しが良いと推測されるため、色を塗っていない部分よりも有望なポイントであると考えられます。

写真の中で言えば沖に向かって波止が出ているところがベスト。このような場所が身近にあれば積極的に通いましょう。

水深のある湾内

沖に向けて一気に深くなる、水深のある湾内に面した場所であればキジハタも多く生息しています。ただし、深ければ良いというわけではなく、その中でもやはり潮に動きのある場所のほうが好ポイント。

また、深場のストラクチャーよりも浅場に差しているキジハタのほうが活性も高く狙いやすいです。

海峡

陸と陸に挟まれた海、いわゆる海峡は潮通しがよくいろいろな魚が行き交いますが、キジハタの魚影も濃い好ポイントになります。このような海峡は、多少入り組んだ地形をしていても潮が動くので、ある程度水深さえあればどこにでも潜んでいる可能性があります。

ただし、流れが速いので上級者向けになります。

※写真は説明のための参考であり、地図上の場所で実際にキジハタが釣れるかどうかは鑑みていません。

ストラクチャーを探そう

漁港

敷石アリ、スロープアリ、海藻アリ、隠れ場がたくさんある漁港はキジハタの格好の住み家。

このような人工障害物の多い漁港は規則的な地形をしているので、初心者にも底が把握しやすく、また足場も良いため特にオススメのポイントです。

足元から水深が数メートルもあるような波止なら、キャストせず波止のキワを探りながら歩くだけでキジハタが釣れます。

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テトラポッドがあるようなところなら、なおGOODです。隙間に多くのキジハタが隠れているので必ず探るようにしましょう。

漁港とは違い、地形の変化が激しく根掛かりのリスクも高い自然の造形物、磯場。

ライフジャケットやスパイクシューズなど、装備もしっかり整えないと危ない所なので上級者向けの場所ですが、魚影が濃く大型が出やすいため見逃せない一級ポイント。人が踏み込みにくい場所ほど魚が抜かれておらず、数・型ともに期待できますが、無理は禁物です。

朝夕マヅメはゴールデンタイム

一般的にどんな魚も朝と夕方に訪れるマヅメの時間は活性が上がり、釣れやすくなります。

ナイトゲームのイメージが強いキジハタですが、一番活性が上がるのはこのマヅメの時間です。

特に根魚は、日中は岩やブロックの隙間に潜んでジっとしていますが、マヅメの時間になると外に出てきて積極的に小魚や甲殻類を捕食するため、行動範囲も広くなり、そのぶん釣れやすくなります。

釣行の際はできるだけマヅメの時間を絡めて行くようにするとよいでしょう。

タックル

キジハタは最大60㎝を超えるほど大きく成長しますが、陸からそのサイズが釣れることは稀で、30㎝以上であれば十分キープサイズです。

従って、あまりハードなタックルを用意するとなかなか使いづらいので、スピニングタックルであればロッドは長さが7~9ftの硬さM~MH、リールは3000番が最も適しています。

ラインはPE1~2号、リーダー5~10号を結ぶと良いでしょう。

手返しがよく、底の地形変化が手に取るように解るベイトタックルはロックフィッシュゲームには最適です。

初心者が扱えるようになるには少し時間が掛かりますが、慣れてしまえばスピニングタックルよりも遥かに使いやすく感じるはずです。

ベイトタックルで揃える場合は、ロッドは7~9ftで硬さがM~MHのものを、リールは300~400番にPE1.5~3号、もしくはナイロン(フロロ)ラインの8~12号を巻いておくと良いでしょう。

タックル選びについては下記の記事がオススメです。

ルアーは?釣り方は?

キジハタを狙う場合、ストラクチャー(障害物)の際を狙うことがキモになるため、根掛かるリスクが高く、コストの高いプラグやメタルジグではお金がいくらあっても足りません。

また、特別な場合を除き、基本的には足元付近を狙うことが多いため、飛距離はあまり重要でないシチュエーションがほとんどです。

そのため、シンペンやメタルジグなどではなくワームを使ったキジハタ攻略が財布にも優しく簡単です。

しかし、一言でワームといってもいろんなメーカーから多種多様のものが販売されていますし、また、リグ(仕掛け)についてもいろいろな種類があるため戸惑うかもしれません。

ここでは、キジハタゲームにオススメのワームと使用頻度の高いリグをそれぞれ5つに絞って紹介します。

リグに使うアイテム

フック

根掛かりのリスクを避けるため、画像のように折れ曲がったオフセットフックというものを使用します。


シンカー

いろいろな形状のシンカーが販売されていますが、ロックフィッシュゲームでは以下に紹介する3種類をよく使用します。

ウエイトは水深や流れの速さ、魚の活性により使い分けますが、7~20gを揃えておけばほとんどのシチュエーションをカバーできます。

バレットタイプ

弾丸のような形状に、シンカーを貫通してラインを通す穴が施されています。

このバレット形状により、障害物の間をすり抜けやすく、根掛かりしにくいのが特徴です。


管付きナス型タイプ

管にラインを通して使用します。ナス型形状により垂直落下が可能ですが、横の動きをさせると根掛かりしやすいです。


ビーンズタイプ

バレットタイプと同じように、シンカーに穴が貫通しており、そこにラインを通して使用します。

バレットと管付きナス型の中間的特徴をしています。


ビーズ

プラスチック製で光を乱反射するようにカットされており、視覚的+シンカーとぶつかったときのサウンドによりアピール力がアップします。


ブレード

ルアーにもよく使われている、スプーン形状の金属板を回転させて光を反射し、フィッシュイーターにアピールするアイテム。


ストッパー

シンカーを固定させるもので、バレットタイプやビーンズタイプと合わせて使用します。


リグを覚えよう

ジグヘッド

根掛かり回避能力2.0
食わせ能力4.0
使いやすさ・操作性4.0
有効なシチュエーションマヅメ
アクションスイミング

シンカーとフックが合体した、最もシンプルなリグ。

どのようなフィールドでも適応しやすくコストも安いため、スイミングの主軸としてよく使われます。

フックがむき出しになっているタイプが多いですが、最近はオフセットフックと一体になっているものも販売されています。

スイミングにアタックしてくるキジハタは型が大きい。

ジグヘッドはフックとシンカーが一体となっているため、キビキビとしたアクションに向いており、底をネチネチと探るよりもスイミングで手早くストラクチャー上を探ることに適しています。

針先がむき出しのタイプは根掛かりしやすいので気を付けましょう。

マヅメの時間帯に浮いてきたキジハタは特にスイミングで良く釣れるうえ、大型の場合が多いので、扱いをマスターすれば大きな武器になります。

テキサスリグ

根掛かり回避能力4.0
食わせ能力3.0
使いやすさ・操作性4.0
有効なシチュエーション日中、マヅメ、夜
アクションスイミング、ボトムバンプ、ズル引き、リフト&フォール

バレットタイプのシンカーと、ビーズ、フックを組み合わせたリグ。ビーズをシンカーの間に挟むとアピール力が上がりますが、無くても問題ありません。

シンカーをゴム管で止めて固定すればジグヘッドと同じような使い方ができ、止めなければシンカーが遊動してワームが後を追う動きになるため、ゆっくりしたアクションが特に効果的です。

バレットシンカーで根掛かりしにくいので積極的に攻めよう。

いろいろなシチュエーションで使える万能タイプのリグで、日中岩陰に隠れているキジハタを底ズル引きやボトムバンプで狙ったり、ジグヘッドのようにスイミングで使用することもできます。

マヅメから日中・夜に変わる時間、キジハタが底層もしくはやや上の層なのか、どこにいるかわからない場合があります。そのようなシチュエーションでも、底・低層をリグを変更することなく手返しよく探れるので、広範囲をサーチしたい場合に使うと良いでしょう。

フリーリグ

根掛かり回避能力3.0
食わせ能力5.0
使いやすさ・操作性3.0
有効なシチュエーションマヅメ
アクションボトムバンプ、リフト&フォール

管が付いたナス型シンカーとフックを合わせたリグ。

シンカーが完全遊動するので、リフト&フォールさせることでテキサスリグ以上にゆっくりしたアクションが可能です。5つのリグの中で一番食わせ能力が高いのが特徴。

ただし、シンカーとフックが離れるため比較的根掛かりしやすく、大きな段差のあるストラクチャーや穴打ちには向きません。

ストラクチャー上を上手にリフト&フォールさせると最強。

リフト&フォールさせればシンカーのあとを追うようにワームがゆっくり落ちてくるため食わせの間ができ、ジグヘッドやテキサスリグのスイミングでは反応しないキジハタもフリーリグでは口を使ってくることが多くあります。

特にマヅメの時間は全リグを通してフリーリグが最も反応がよいです。

ただし、底に付けるとフックもしくはラインがストラクチャーに引っ掛かってしまうリスクがあるので、ギリギリ上を攻めるテクニックが必要になります。

ジカリグ

根掛かり回避能力5.0
食わせ能力3.0
使いやすさ・操作性5.0
有効なシチュエーション日中、夜
アクションボトムバンプ、ズル引き、シェイキング
シンカーの管とフックのアイにスナップを通している。

オフセットフックと管付きシンカーがそれぞれ独立して動くようにスナップなどで組み合わせたリグ。

ナス型のように重心が偏った管付きシンカーと組み合わせることで、根にシンカーだけ着底してフックが浮いた状態になるので、全リグを通して一番根掛かりしにくいです。

日中、根に張り付いたキジハタを狙う場合に最も効果的なリグになります。

キジハタが付いてそうなところでシェイクさせると良い。

シンカーとフックがそれぞれ独立して動くため、シンカーだけ着底してフックが浮いた状態になり、根掛かりがほとんどありません。おかげで根の荒い場所をガンガン攻めることが可能です。

岩陰やブロックの隙間に滑り込ませて、ロッドを小刻みに振ってシェイクしたり、ボトムを叩きながらジっとしているキジハタを根こそぎ釣ります。

マヅメの時間、キジハタは浮いているので、岩陰に隠れる日中やナイトゲームで特に効果を発揮するリグです。

ビフテキリグ

根掛かり回避能力4.0
食わせ能力4.0
使いやすさ・操作性4.0
有効なシチュエーション日中、マヅメ、夜
アクションスイミング、ボトムバンプ、リフト&フォール

正式名称はビーフリーテキサスリグ。

名前の通りテキサスリグとフリーリグの特徴を合わせたリグで、フリーリグのように垂直落下してワームがシンカーの後を追従するので食わせ能力が高く、ストッパーの位置を調整することでテキサスリグのような使い方もできます。

シチュエーションに合わせて変幻自在に対応する万能リグです。

縦の動きに特に強い。フォールを織り混ぜて誘おう。

基本的にはテキサスリグと同じような使い方でOKですが、フリーリグのようにゆっくりフォールさせて食わせの間をもたらすことができるので、ストロークの短いリフト&フォールやボトムバンプが特に効果的です。

また、水深がある場所では、フリーリグだとシンカーとワームが離れ過ぎてしまい効率が悪くなってしまいますが、ビフテキを使えばそのような心配がないところもメリットです。

オススメワーム5選

ケイテック クレイジーフラッパー


数十種類のワームを使ってきましたが、クレイジーフラッパー以上に釣れるワームを知りません。

他のメーカーのワームに比べ、頭ひとつ抜きんでて魚の反応が良いです。

腕を艶めかしく振るアクションは生きたエビにしか見えません。

ただしマテリアルが脆いため、すぐ千切れたりフグにボロボロにされるので消耗が激しいのがたまにキズです。

エコギア グラスミノー


ロックフィッシュの定番中の定番、エコギアのグラスミノー。

激しすぎず弱すぎないテールの波動がキジハタに強烈に効きます。いろんなリグに馴染みやすく使い勝手が良いうえに価格も安価なのが嬉しいポイント。

おすすめサイズはL。必ず1つは持っておきたいワームです。

エコギア バグアンツ


こちらもグラスミノーと同じくロックフィッシュゲームではド定番のバグアンツ。

カラーのラインアップが豊富で、サイズも2~4inchまで選べるのでいろいろなシチュエーションで活躍します。

おすすめカラーはロックフィッシュインパクト。

薄暗い時間に使うとバカ釣れします。

ルーディーズ ハタ喰い蝦


ニオイと造り込まれたデザインが武器。ボリューム・浮力ともにあまりないのでフォールには向いていませんが、ジカリグの底ネチネチ系アクションでは最強。

持っていて損はないワーム、それがハタ喰い蝦です。

一誠 キャラメルシャッド


バスフィッシングの奇才、村上晴彦プロデュースのソルト用ワーム、一誠のキャラメルシャッド。

マテリアルは柔らかめ。そのせいもあってテールのスイングが大振りでブリブリ泳いでくれます。

フリーリグ、テキサスリグ、ジグヘッドで使うのがオススメ。

まとめ

釣って楽しい、食べて美味しい高級魚キジハタ。

案外身近なところに潜んでいますし、他の魚種に比べて釣りやすいので、チャレンジしないのはもったいと思いませんか?

地域によっては採捕制限があるのでご注意を。

特に夏場は釣り物が少なく、型の小さい魚が多くなってしまうので、せっかくなら大型にも期待できるキジハタフィッシングは絶対楽しいはず。

この記事を参考にぜひ挑戦してみて下さい!

コメント

  1. キワワ より:

    待っておりました。このネタを渡すには何度も見直す必要があります。

    クレイジーフラッパーはやはりぶっ壊れ性能ですよねwちなみにいつ頃から使っていたのでしょうか⁉

    • amp amp より:

      すいません、気づくの遅くなりました!
      クレイジーフラッパー、実はキワワさんが使っているのを見てからわたしも真似し始めたので歴は浅いです。

      けど、秋田ですでに使っていたので2年そこらくらいでしょうか?
      こいつだけ異様に釣れますよね。外道もろとも誘き寄せます

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