水温が下がる冬の季節。多くの魚たちは水温が安定した深場へと落ちていき、寒い間をそこで過ごします。
そのため、釣り人にとってはとても渋いこの時期。釣りものに困っている人も少なくないのではないでしょうか。
しかし、中にはまだまだ元気に泳ぎ回っている魚がいたり、逆に高活性になる種類もいます。特に大型の魚は冷たい海でもエサを追いかけ回す体力があるため、狙いを絞りやすくなります。
冬でも釣れる青物は?
寒い季節に青物を釣るイメージがあまり浮かばないかもしれませんが、イワシやアジなどを追って接岸してくる個体がいます。
寒い季節に釣れるブリ、いわゆる寒ブリもそのうちの一種で、一年で一番脂の乗りが良く美味しいうえに、回遊してくれば結構な数がいる可能性が高いため、狙わない手はないでしょう。
しかし、大型のブリは賢く神経質で、たとえナブラが起きる高活性時でも、ルアーを見切って食ってこないことが少なくありません。
レンジ、シルエット、カラー。いろいろな複合的要素を魚の好みに合わせることが必要になってきます。
特に冬の大型寒ブリに効果的なルアーを3つご紹介します。
冬に効果的なルアー 3選
トップウォーターならこれ! バレットブル130
青物といえばトップウォーター。
水面を爆発させてバイトしてくる様は圧巻で、それを見たいがためにあえてトップウォーターを投げている人もいるのではないでしょうか。
そもそもなぜトップウォーターに青物が反応しやすいのかというと、泡音が本能を刺激するらしく、群れの中の一匹が海面直下を泳ぐベイトをボコッと泡を立てて食べたその音に、周囲の魚たちも反応してナブラが起こるという仕組みになっています。
バレットブル130は、他のメーカーから出されているどのトップウォータープラグよりも大きなバブル音を発生させることができます。
これにより遠くの青物にも気づかせて本能を刺激し、補食スイッチを入れることができます。
トップウォーターを投げるならバレットブル130は必ず持っておきましょう。
ミドルレンジの王道 セットアッパー145
ナブラが起きない、ベイトも確認できない、もう釣れない。
そう結論付けるのはまだ早いです。海面に魚の気配がなくても、青物たちは意外と中層をぐるぐると回遊していることがあります。
こういうタイプは活性があまり高くなく、いくらトップウォーターで攻めても海面まで浮き上がってきません。
口を使わせるには回遊しているレンジにルアーを合わせる必要があります。
そういったミドルレンジを狙うてきに最も適したルアーがダイワのセットアッパー145。
ミノーでありながらただ巻きで水深2mまで潜るため、他のルアーではなかなか攻めづらい中層をレンジキープしながら通すことができます。
また、青物専用に開発された青物スペシャルもシリーズ化されており、フックが太く強力なため、掛けたあとも安心してやり取りすることができます。
青物にミノーというのはイメージしづらいかもしれませんが、個人的にはトップウォーターよりもこちらをメインウェポンとして使っています。
大物用ルアーの代名詞 モンスターショット110
シンキングペンシルの中でもバツグンの飛距離を誇るモンスターショットシリーズ。サイズも複数ラインアップされており、ベイトに合わせて使い分けることができます。
110という大きなサイズは寒い季節の大型青物にマッチしていて、どの層を泳ぐ魚に対しても大きなウォブリングでアピールしてくれます。
特にオススメしたいのはクリアカラー。
不意に発生したナブラにもバツグンの飛距離で対応でき、神経質で目の良い大物も、クリアという水に溶け込むナチュラルなカラーにより、思わず口を使ってしまいます。
表層のナブラ打ち、中層、低層とあらゆるレンジをカバーできるモンスターショット110は冬の青物攻略に必須ルアーです。
まとめ
冬は人も魚も寒さに縮こまる季節ですが、一発大逆転の大物が狙いやすい時期でもあります。
特にブリは脂が乗っていて一年で一番美味しく、お正月用に確保しておきたいところ。
お年玉配りで財布の中身も寒くなりますが、まずは最低限うえの3つを揃えて釣りに出掛けましょう。
一匹釣れれば値千金。掛けた額以上の見返りを手にすることができるでしょう。
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