2024年初頭、およそ5年ぶりのモデルチェンジとなって注目を集めた24セルテートでしたが、ソルトウォーターガチ勢待望の24セルテートSWが2024年秋に発売されることとなりました!
セルテートSWは2021年以来およそ3年ぶりとなるモデルチェンジ。
24セルテートの評判が良いだけに、SWに期待していた人も少なくないはず。
24セルテート、旧モデルの21セルテートSWとどのように違うのか解りやすく解説します!
24セルテートSW スペック比較表
旧モデルである21セルテートSW、同年に発売された24セルテートとスペックを比較してみました。
※24(21)セルテートSW 5000XH、24セルテート 5000D-XHで比較
24セルテートSW | 21セルテートSW | 24セルテート | ||
自重 | 345g | 385g | 290g | |
最大ドラグ力 | 15kg | 15kg | 12kg | |
糸巻き量(PE) | 2.5号-300m | 2.5号-300m | 2.5号-300m | |
ベアリング数 | 10/1 | 10/1 | 10/1 | |
ボディ素材 | アルミ | アルミ | アルミ | |
ローター素材 | ザイオン | ザイオン | ザイオン | |
スプール素材 | アルミ | アルミ | アルミ | |
ベール素材 | ステンレス | ステンレス | ステンレス | |
ギア素材 | G1ジュラルミン | G1ジュラルミン | G1ジュラルミン | |
ハンドル | パワーライトL | パワーライトL | EVAラウンドライト | |
価格 | ¥70400 | ¥65900 | ¥61600 |
各部に使用されている材質については特に相違点はありません。ちなみに最上位機種であるソルティガはローター素材も金属で構成されているので、この辺りで大きく差別化しています。
特筆すべきはリールの重さ。旧モデルの21セルテートSWから実に40gも軽量化されています。ダイワ曰く、軽くなっても剛性はそのままということ。これは後述するエアドライブデザインの影響を大きく受けていることが理由でしょう。
24セルテートと比較すればまだまだ重いですが、図のようにボディをはじめとした各部の厚みが全然違うので、ショアジギングやオフショアジギングでは頼もしいスペックになっています。
24セルテートSW 技術特性比較表
続いて24セルテートSWに搭載されているテクノロジーについて見ていきましょう。
24セルテートSW | 21セルテートSW | 24セルテート | ||
コンセプト | エアドライブ、LT | LT | エアドライブ、LT | |
ボディ | モノコック | モノコック | モノコック | |
スプール | LC-ABS | LC-ABS | LC-ABS/エアドライブスプール | |
ローター | エアドライブローター | エアローター | エアドライブローター | |
ベール | エアドライブベール | ー | エアドライブベール | |
ギア | MCタフデジギア | MCタフデジギア | MCタフデジギア | |
シャフト | エアドライブシャフト | ー | エアドライブシャフト | |
ドラグ | ATD TOUGH | ATD | ATD TYPE-L | |
防水機構 | マグシールド | マグシールド | マグシールド |
エアドライブデザイン
ダイワの一時代を築いてきた、軽くて強いリールを目指したLTコンセプト。そして次に目指したのが、より軽く操作性の高いハイレスポンスな一台を造り上げる設計思想。
エアドライブデザインはローター、ベール、シャフト、スプールの最大4つから構成され、それぞれの設計を見直すことで高次元の操作性が生み出される、新しいダイワのコンセプトです。
24セルテートSWにはエアドライブローター、エアドライブベール、エアドライブシャフトの3つが採用されており、この恩恵として軽量化、レスポンス性の向上、トラブルレスかつ優れた操作性を実現しています。
モノコックボディ
モノコックボディとは、ドライブギアを封入して支持するパーツを減らし、可能な限り一体成型することで、コンパクトながらより大きなギアを搭載することが可能になったダイワテクノロジーの真骨頂。
剛性力はもちろん耐久性にも優れたボディへと進化しています。
エアドライブローター
球体をそのまま切り出したかのような新形状から、さらに徹底的に不要な肉を削ぎ落したエアドライブローター。
剛性を維持したまま大幅な軽量化を実現。軽さは優れた操作性と高感度を生み出し、低慣性化設計によってルアーを意のままに操ることができます。
エアドライブベール
必要最低限の剛性を維持させたまま中空パイプを小径化。ラインがベールからラインローラーへスムーズに移動する最適なベール傾斜を導き出し、トラブルレスで更なる軽量化を実現。
エアドライブシャフト
メインシャフトとピニオンを非接触構造にし、ピニオンの両端をベアリングで支持することで、パワーを最大限に伝達することを可能にしたシステム、エアドライブシャフト。
メインシャフトを高精度カラーで支持することで、回転時に発生するノイズも大幅に軽減されています。
ATD TOUGH
魚の素早い走りに対し、滑らかに追従し効き続けるダイワのドラグシステム、ATD。大物とのファイトを想定したSWでは耐久性を重視したATD TOUGHを採用。
カーボンワッシャーが使用されており、ドラグ設定を気にすることなく魚とのファイトに集中することが可能となりました。
マグシールド
ボディとローターの隙間に磁性のあるオイル壁を作ることで、海水やほこりなどの浸入をシャットアウトするダイワ独自の防水機構。24CERTATE SW4000/5000/6000ではピニオン部、ラインローラー部の2か所へ搭載。防水性・耐久性・回転性能をさらに向上させ、高レベルの防水性を実現しています。
24セルテートSW 進化点まとめ
ローター剛性28%アップ
エアドライブデザインにより軽量化されているにも関わらず剛性力は21セルテートSWから28%アップ。
ドライブギアのたわみ36%低減
リールの心臓となるギアは強靭さと優れた耐久性が命。21セルテートSWより肉厚化することでドライブギアのたわみが36%も低減されています。
防水性能アップ
マグシールドをピニオン部、ラインローラー部に施し、ハンドルまわりの防水構造を強化することで21セルテートSWよりも高い防水性能を有しています。
大幅な軽量化
21セルテートSWから34%の軽量化を実現。(5000番)
エアドライブデザイン化の恩恵
操作性の向上
エアドライブローターにより操作性アップ。特に巻き出しの軽さが飛躍的に向上しています。
トラブルレス
エアドライブベールにより糸がらみなどのライントラブルを軽減。また、エアドライブシャフトにより回転時のノイズが軽減されています。
感度の向上
エアドライブデザイン化により軽量化されたことで感度も向上しています。
気になる発売日は?
24セルテートSWの気になる発売日ですが、ダイワの公式ホームページでは2024年9月予定とのこと。
番手は4000番~6000番の8種類となっており、それ以上の大型番手は来年辺りに発売されると予想されます。
秋のハイシーズンに間に合うので、24セルテートSWで大型青物を仕留めてみてはいかがでしょうか。
コメント