初心者必見 2024年度版おすすめショアジギングロッド7選

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ブリやサワラなど大きな魚を狙うことができるショアジギング。特にブリは全国的に個体数が増えていて、身近な漁港や大都市の港湾にも姿を現すようになってきており、以前に比べて釣りやすくなっています。

そんなブリなどの青物は初心者にとって憧れの魚。敷居が高そうだから手を出していない、そんな人もいるのではないでしょうか。

いえいえ、全然そんなことはありません。初心者でも難しくない釣りですし、中には1万円台で長く使える上等なロッドがメーカーから販売されています。

しかし、長さや硬さ、調子など、いろんな種類のショアジギングロッドが開発されており、どれを購入したらよいのかわからない人もいることでしょう。

そんなショアジギング初心者にピッタリの2024年度最新版おすすめロッドを紹介します。

振り出し式、2ピース、パックロッド どれがいい?

ショアジギングロッドは振り出し式、2ピースロッド、パックロッドの3種類の形態があります。

振り出し式

振り出し式はロッドが伸び縮みできる構造になっており、3m以上ある長竿でも数十センチまで短くして収納することができる、持ち運びに便利なところが特徴です。

ファミリーフィッシング用のリールとセットになったロッドなんかはこのような形態のものが多く売られています。

安く売られているうえにコンパクトにできて便利ですが、ルアーフィッシングにはあまりおすすめしません。

ショアジギングは魚の回遊を狙って重めのルアーを何度もキャストしなければならないので、それを繰り返しているうちにガイドがあちこち違う方向に向いてしまい、そのたびに真っすぐ揃え直さなければなりません。

手間が掛かるうえに、気づかずそのまま投げていればロッドが折れてしまうリスクもありますので、特に収納に困っていなければ振り出し式を選ぶのは止めておくようにしましょう。

2ピースロッド

2ピースロッドはその名の通り2分割にして収納できるロッドです。3mのロッドであれば仕舞寸法は半分の150㎝になります。

振り出し式に比べればコンパクトにはできず持ち運びも不便ですが、ルアーフィッシングのロッドには一番多く採用されています。

2ピースロッドのメリットは、分割が少ないぶん強度が保てるうえに、力の伝達もスムーズなのでキャストがしやすくフッキング時もしっかり魚を掛けることができます。また、振り出し式のようにガイドがあちこち違う方向に向いてしまうような、ロッド由来のトラブルが少ないことも利点です。

ショアジギングロッドを選ぶときは、持ち運びの利便性にこだわりがなければ2ピースロッドを購入するとよいでしょう。

パックロッド

パックロッドとは1本の竿が3本以上に分割されているロッドになります。こちらも振り出し式と同様、持ち運びに優れているのが特徴です。

振り出し式ほどロッド由来のトラブルはありませんが、継ぎ目からロッドがねじれてガイドが違う方向に向いてしまうリスクや、キャストを繰り返すとだんだん継ぎ目が緩んできて、ルアーと一緒に竿先が飛んでいくようなトラブルが少なからず起こります。

また、2ピースロッドに比べれば力の伝達力も低く、キャストも慣れないと難しく感じると思います。フッキングに関してもやはり2ピースロッドのほうが優れており、結構力を込めてフッキングしないと針掛かりが悪く、魚を取り逃がしてしまう可能性があります。

3ピース程度であれば2ピースとさほど使い勝手は変わりませんが、5ピース6ピースと分割数が多くなればなるほど上記のリスクが増すことを念頭に入れておきましょう。

ショアジギングロッドは2ピースロッドが一番扱いやすいので

コンパクトに持ち運びたいならパックロッドも

振り出し式はショアジギングにはあまり向いていないため

ショアジギングにちょうど良い長さは?

ショアジギングは沖のほうを回遊する青物を狙わないといけないシチュエーションが多々あるので、やはり長いほうが飛距離も伸びて有利。ですが、長すぎると扱いづらいし、リールと合わせれば600g前後とかなり重くなるので、必要十分な長さで留めておきたいところ。

一般的には9~11ft(2.7~3.3m)辺りが使用されますが、最もオールラウンドに使える長さは9.5~10ft(2.85~3.0m)の間になるので、購入する際の目安にしましょう。

ショアジギングに適した長さは9~11ft(2.7~3.3m)

初めての1本なら9.5~10ft(2.85~3.0m)が扱いやすくオススメ

ショアジギングにちょうど良いロッドの硬さは?

ロッドの硬さは柔らかいほうから順にUL(ウルトラライト)、L(ライト)、ML(ミディアムライト)、M(ミディアム)、MH(ミディアムヘビー)、H(ヘビー)、XH(エキストラヘビー)の7種類のアルファベットで表記されます。

柔らかければ柔らかいほど軽いルアーを扱うことに適しており、ショアジギングでは比較的重いルアーを投げることが多いのでM~XHを使用します。

メーカーやロッドのブランクによって多少バラつきはありますが、各ロッドの硬さにおけるキャスト可能なルアーウェイトの上限は下記の通りです。

硬さ MAXルアーウェイト(g) ショアジギでの主な対象魚
ML
40
シーバス、マダイ、マゴチ、ヒラメ、60㎝級青物(イナダ、サゴシ)
M 60 マダイ、ヒラメ、ヒラスズキ、80㎝級青物(ブリ、サワラ)
MH
80
80㎝級青物(ブリ、サワラ、ヒラマサ)60㎝級カンパチ
H 100 100㎝級青物(ブリ、ヒラマサ)80㎝級カンパチ
XH
120以上
100㎝以上の青物(ヒラマサ、カンパチ)

初めての1本を購入する場合、80㎝級のブリが掛かっても安心してファイトでき、使用頻度が高い40~60gのメタルジグを扱いやすいM~MHを選んでおくと、その他いろんなシチュエーションでも使えて便利です。

ショアジギングロッドの硬さはM~MHがおすすめ

2024年度版おすすめショアジギングロッド7選

ショアジギングを始める最初の1本としておすすめしたいロッドを、編集者の経験・使用者のレビューを元に、使いやすさ、耐久性、コストパフォーマンスの観点から厳選しました!

各ロッドの特徴も簡単に解説していますので、自分に合うロッドを探してくださいね!

シマノ コルトスナイパーBB S96MH(2021年モデル)


【全長】2.9m

【重量】280g

【MAXルアーウェイト】80g

安心と実績の釣り具メーカー、シマノのショアジギング専用ロッド、コルトスナイパーBB。

実質1万円台でありながら中堅モデルにも採用されているテクノロジー、ハイパワーX搭載でねじれに強く耐久性も折り紙付き。どれを買うか迷ったときは、ひとまずシマノを買っておけば間違いありません。

コルトスナイパーBB S96MH使用者のレビュー

80㎝級のブリ相手に余裕を持ってファイトすることができた

バランスの良い調子に仕上がっていて、ジグもペンシルも投げやすい

MHの中では硬く感じる。60gが一番投げやすく、100mは飛ばすことが可能

使いやすさ3.5
耐久性4.0
コストパフォーマンス4.5
総合評価4.0

ダイワ ドラッガーX 100MH(2023年モデル)

【全長】3.05m

【重量】280g

【MAXルアーウェイト】80g

シマノと双璧を成す釣り具メーカーの2大巨頭、ダイワのショアジギングロッドと言えばドラッガーシリーズ。

シマノが耐久性で秀でているとすれば、ダイワは軽量・高感度がウリ。ロッドが程よく曲がるので操作性もよく初心者には扱いやすいロッドに仕上がっています。

ドラッガーX 100MH使用者のレビュー

軽い。長時間シャクっても疲れない

60㎝級のイナダクラスなら強引に寄せることができた

感度が良く着底も手に取るようにわかる

使いやすさ4.5
耐久性3.5
コストパフォーマンス4.0
総合評価4.0

アブガルシア ソルティステージプロトタイプ XSJS-1002MH60(2021年モデル)

【全長】3.05m

【重量】218g

【MAXルアーウェイト】90g

定価37500円のソルティステージプロトタイプXSJS-1002MH60が、Amazon限定になりますが1万円台まで値下がりしていてかなりお買い得になっています。

MAX90gのメタルジグを投げることができるうえに、驚くべきはロッドの重量。なんと218g。

コスパ最強であること間違いなし!Amazonだと定期的にタイムセールで安くなるので見逃さないようにしましょう。

ソルティステージプロトタイプ XSJS-1002MH60使用者のレビュー

5㎏級の青物を難なく浮かせることができた

ティップが柔らかく感度もしっかりある

スーパーライトショアジギング寄りのショアジギングロッドといった感じ

使いやすさ4.5
耐久性3.5
コストパフォーマンス5.0
総合評価4.5

Major Craft クロスライド XR5-962MH(2021年モデル)

【全長】2.92m

【重量】211g

【MAXルアーウェイト】80g

価格は2万円台と中堅機寄りになりますが、各社ハイエンドロッドにも採用されている東レの高強度炭素繊維トレカT1100が採用された、他社では実現できない価格帯で高級ブランクスが搭載されたMajor CraftのクロスライドX5シリーズ。

軽くて強いため、一日中ジャークしたい人にはうってつけのロッドです。

クロスライド XR5-962MH使用者のレビュー

グリップは長めに設計されているので握りやすい

ハリがあってシャクりやすく、キャストしやすい。飛距離も凄い

この価格帯の中では間違いなくワンランク上の性能。コスパ最高

使いやすさ4.0
耐久性4.0
コストパフォーマンス5.0
総合評価4.5

JACKALL BRS-S100MLMH-BURI CUSTOM(2021年モデル)


【全長】3.05m

【重量】269g

【MAXルアーウェイト】60g

MHの表記がありますが、かなりML寄りでその名の通りブリを釣り上げることに特化したモデル。穂先が柔らかくバットは硬めに作られており、ショアジギングロッドには珍しく小型のプラグを扱うことにも長けています。

港湾部で中~大型の青物をターゲットにするならこのロッドが最適解。

BRS-S100MLMH-BURI CUSTOM使用者のレビュー

シャクりが必要なメタルジグや巻物系も扱いやすい

80㎝級のブリを掛けましたが緊張感のあるファイトが楽しめました

グリップが長くホールドしやすい。脇に挟んでファイトできるのも

使いやすさ4.5
耐久性4.5
コストパフォーマンス4.0
総合評価4.5

シマノ 24コルトスナイパーSS S106MH(2024年モデル)


【全長】3.2m

【重量】260g

【MAXルアーウェイト】80g

少し背伸びをしたいなら今年発売されたばかりの最新モデル、シマノの24コルトスナイパーSSがおすすめ。

前作から大幅に進化しており、なんと言っても驚くべきは5万円前後のハイエンドモデルにしか今まで採用されていなかったスクリューロックジョイントがこの価格帯に降臨している点。1ピースに組み立てる際、継ぎ目をギュっと押し込み過ぎて、釣行後抜くときに苦労した人も多いはず。キャスト時のすっぽ抜け含め、そのようなトラブルを一切気にせず釣りができる恩恵は大きいですよ!

24コルトスナイパーSS S106MH使用者のレビュー

グリップは細めで握りやすく力を込めやすい

バットまでしなやかに曲がり、キャストフィーリングが良い

魚の引きに追従してロッドが綺麗に曲がる。大物に慣れてない人でも安心して使える

使いやすさ4.5
耐久性4.5
コストパフォーマンス5.0
総合評価4.5

Jackson メタルトライブ MTX-908M(2023年モデル)

【全長】2.95m

【重量】257g

【MAXルアーウェイト】80g

硬さの表記はMですが、ジグであればMAX80gまで投げることができる、実質MHクラスのロッド。重量は257gとこのクラスの中では軽量で、プラグをジャークさせたりメタルジグをシャクったりするショアジギングでの身体的負担は軽減されます。

とてもシンプルに作られており、初心者の人にも扱いやすいロッドです。

メタルトライブ MTX-908M使用者のレビュー

ティップの復元が速く、ジグをシャクっていて振動がしっかり伝わってくる

バットは握りやすくホールドしやすい

ライトショアジギ以上ガチショアジギ未満をやりたいなら絶対コレ

使いやすさ4.5
耐久性3.5
コストパフォーマンス4.0
総合評価4.0

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