24コルトスナイパーSS 新旧モデル比較

インプレ
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近年、温暖化の影響か国内での青物の漁獲量が年々増加傾向にあります。釣り人にとっても昔ほど地磯や沖磯、離島など本格的なフィールドに出向かなくても近場のフィールドで青物に出会える確率が高くなってきており、ショアジギングが近年ブームを巻き起こしています。

そうしたショアジギ需要のある中で、シマノの専用ロッド「コルトスナイパーSS」がモデルチェンジをして2024年4月に発売されました!

コルトスナイパーシリーズの中でも中堅クラスの本作について、旧モデルから進化した部分や搭載テクノロジーを詳しく解説します。

新旧モデル テクノロジー比較

                                   
24コルトスナイパーSS 19コルトスナイパーSSコルトスナイパーBBコルトスナイパーXR
スパイラルXコア
スパイラルX
ハイパワーX
スクリューロックジョイント
Vホールドフロントグリップ

上位機種&旧モデルとの搭載テクノロジー比較は上記の通りです。

表にしてみて感じましたが、思った以上に旧モデルからかなり進化しています。中でも目玉はスクリューロックジョイント。24コルトスナイパーSSに採用されているテクノロジーについては後述しますが、このスクリューロックジョイントは今まで5万円を超えるような上位機種にしか搭載されていない高級技術でしたが、まさかここまで降りてくるとは…

Vホールドフロントグリップも同様、コルトスナイパーエクスチューンや最上位のリミテッドで採用されていました。24ツインパワーからも感じとれたのですが、最近のシマノはテクノロジーのバーゲンセールを開催しているようですね!

ということで詳細をみていきましょう。

スパイラルX

ロッドの基本繊維となる縦状繊維をより密になるよう、内側と外側をクロスさせたカーボンテープで巻いた3層構造により、あらゆる方向への高いねじれ剛性とつぶれ剛性を実現した。また、軽さにも優れており、キャストモーションやファイト時のパワー伝達も向上している。

ハイパワーX

ロッドの基本構造とするスパイラルXのさらに最外層、もしくはカーボンシートの縦横交差構造の上からクロス上にカーボンテープを締め上げるテクノロジー。これにより、キャストやファイト時に発生するねじれを抑え、スマートに力を伝達。ブランクスが本来持っている性能をフルに発揮する。

スクリューロックジョイント

ロッドの継ぎ目がネジのようになっており、回しながら押し込むことで力を入れることなく簡単に繋ぐことができる。逆に回しながら引き抜くことで簡単に取り外しも可能。これによりキャストの際、竿先がすっぽ抜けることを防ぎ、それによる継ぎ目へのダメージを負うリスクも解消。

Vホールドフロントグリップ

魚を掛けたあとに本当の勝負が待っているショアジギング。力の支点となるグリップはV型に施された断面形状によりズレにくくホールドしやすい。これにより安心してパワーファイトに臨むことができる。

24コルトスナイパーSS ラインアップ

                                                                                                                       
品番 全長 仕舞寸法継ぎ数自重 ジグウェイトプラグウェイトPEライン
S96M 2.90m 149.5㎝2220g MAX60gMAX45g2.5号
S100M 3.05m 157㎝2244g MAX60gMAX45g2.5号
S96MH 2.90m 149.5㎝2242g MAX80gMAX65g3号
S100MH 3.05m 157㎝2260g MAX80gMAX65g3号
S106MH 3.20m 164㎝2260g MAX80gMAX65g3号
S100H 3.05m 157㎝2278g MAX100gMAX85g4号
S100M-3 3.05m 109.7㎝3240g MAX60gMAX45g2.5号
S100MH-3 3.05m 109.7㎝3265g MAX80gMAX65g3号
S100H-3 3.05m 109.7㎝3273g MAX100gMAX85g4号

24コルトスナイパーSSのラインアップは3本継ぎ3種を合わせた計9種類。操作性重視のS96M、S96MHからオールラウンドにこなすS100MHやS100H、プラッキングゲームや飛距離に重きを置いたS106MHなど、あらゆる場面で活躍できるモデルが揃っています。

スペック比較

旧モデルの19コルトスナイパーSS S100MHと24コルトスナイパーSS S100MHのスペックを比較し、表にしました。

                                   
品番 全長 仕舞寸法継ぎ数自重 ジグウェイトプラグウェイトPEライン
19コルトスナイパーSS S100MH 3.05m 157㎝2260g MAX80gMAX65g3号
24コルトスナイパーSS S100MH 3.05m 157㎝2260g MAX80gMAX65g3号

スペック的には新旧全く同じといった感じです。自重が軽くなっているかと思いましたが、ブランクスが変わったわけではないので差はありませんでした。

搭載テクノロジーや使用できるルアーウェイトも違ってくるため単純に比較はできませんが、最上位のコルトスナイパーリミテッド始め全シリーズ中、コルトスナイパーSSが最軽量になります。





19コルトスナイパーSS インプレまとめ

旧モデルの19コルトスナイパーSSを購入された方々のインプレをまとめましたので参考にしましょう。

良い感想

軽くてしなやかでブレがない。

強さと軽さを兼ね備えティップはしなやか、バランスが取れたロッド。

軽く全体的に柔らかいがバットは強そう。飛距離もいい感じ。

他のメーカー品と比べ圧倒的に軽い。造りもしっかりしている。

特に軽いといった意見が多く見受けられました。また、ショアジギングロッドにしては柔らかくキャストがしやすい、飛距離も思った以上に出るという意見もありました。購入者はおおむね満足しているようで、ざっと見て5段階中4くらいの評価が多かった印象です。

悪い感想

柔らかくパワーがない。

シャクった際にリールシートから擦るような音が鳴る

イナダ、ブリなら余裕はありそうだがヒラマサは厳しい

悪い意見はほとんど見受けられませんでしたが、パワーが足りないといったレビューは数件見られました。シリーズ最軽量である反面、パワー不足は否めないようです。

磯場で本格的に大型を狙うような釣行には少々心もとない部分があるかもしれません。

まとめ

旧モデルと比較して明らかに進化を果たした24コルトスナイパーSS。

シリーズの中では比較的安価でコスパにも優れており、最軽量であるがゆえに使い勝手が良く、初心者はもちろん中上級者も満足して扱える1本となっているようです。

青物と出会うチャンスは、近年増え続けている漁獲量と同じく増加していく傾向にあることでしょう。

特にまだショアジギングロッドを持っていない方は24コルトスナイパーSS、強くオススメします!






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