シーズン開幕! 春のコウイカを簡単に釣る方法

エギング
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桜の開花予想がされる3月中旬、アオリイカよりもひと足先に釣れ始めるイカがいることをご存知でしょうか。

それはシリヤケイカや松葉イカ、モンゴウイカといったいわゆる「コウイカ」たち。

アオリイカを狙う釣り人にとっては外道として扱われたりもしますが、甘味のある身質でクセもなく、よく釣れるのでこちらを専門に狙う人も少なくありません。

ここでは、コウイカの種類と旬の時期、簡単な釣り方からこれがあれば絶対釣れるオススメのエギを紹介します。

よく釣れるコウイカは3種類

モンゴウイカ

モンゴウイカは胴体に無数の「目」のような模様があるため、見分け方は簡単。他のコウイカ2種に比べ、本種が一番大型になるのも特徴で、シーズン終盤には2キロに迫る化物が釣れることも珍しくありません。見た目はなかなかにグロテスクですが、小型のモンゴウイカは身も柔らかく美味しいです。カミナリイカとも呼ばれたりします。

シリヤケイカ

シリヤケイカは全体的に白っぽく、無数にある丸っこいドット柄で見分けることができます。また、名前の由来となっているように、アメフラシにも似た色の赤紫っぽい分泌液を胴体の登頂部から出すため、そのせいで赤褐色に焼けているように見えます。身が硬く他の2種に比べれば味は落ちるとよく評されていますが、捌いたものを出されれば見分けがつかないほど、特に大差はなく美味です。

松葉イカ

一般的にコウイカと呼ばれるイカは本種を差しますが、前述の2種も見た目が似ているためにまとめてコウイカと呼ばれているようです。松葉イカは九州の呼び名で、関東ではスミイカ、西日本ではハリイカやマイカとも呼ばれたりします。なんとも表現しづらい、特徴のない模様をしていることが特徴で、モンゴウイカでもシリヤケイカでもなさそうであればそれが松葉イカです。一番早く釣れ始めるため、松葉イカが釣れればコウイカシーズンの幕開けとなります。

コウイカの好む場所

コウイカはアオリイカと違い回遊性はあまりなく、どちらかというと潮流が緩やかな内湾や漁港内を好む傾向にあります。

有望なポイントとなるのは、潮通しの良い外海に面した漁港の内側や潮がヨレているところ、湾内の漁港や波止になります。底質は砂泥が広がり海藻が点在しているところがよく、磯のように岩礁の多いところにはあまり生息していません。

写真右の外海より左の漁港内のほうがコウイカはよく釣れる。

港湾部にも多く生息しているので、エギングを始めたばかりの人やファミリーフィッシングにもオススメのターゲットです。

コウイカのシーズン

コウイカを釣るなら3月上旬から6月下旬の春から初夏がベストです。特にシーズン序盤は警戒心が薄く、300~500gくらいの食べ頃サイズがよく釣れるのでオススメ。

アオリイカもそうですが、特にコウイカは大きくなればなるほど身が厚く、そして硬くなるので味は落ちてしまいます。

6月下旬まで狙うことはできますが、その頃にはキロを超える大型ばかりとなりエギにも反応しにくくなるため、味を楽しむより釣りを楽しみたい人はシーズン終盤を狙ってみましょう。

秋頃になると新子のコウイカが釣れますが、アオリイカと違ってそこまで大きくならない&他の釣り物が全盛期を迎えるので、この頃に専門的に狙う人はあまりいません。

タックル&釣り方

イカ釣りで一般的なエギを使った釣り方を2パターン紹介します。

普通にエギング

コウイカはアオリイカと同じ季節、同じような場所を好むので、アオリイカを狙っているとその外道として釣れることがよくあります。

タックルは一般的なエギングロッドに2500番のリール、PEライン0.6~0.8号を150mほど、2号前後のリーダーを結んでおけば良いでしょう。

エギは3.5号を使います。



釣り方はアオリイカとほぼ同じ。2~3回竿を上に煽ってエギを跳ね上げさせる、いわゆるシャクリの動作をしたあとにゆっくりフォールさせ、着底したらまたシャクる、ということを繰り返します。

ポイントとしては着底時間を長めにとること。コウイカは底付近を這うように泳いでいるため、アオリイカやヤリイカと違ってフォール中よりも着底後に抱いてくることのほうが多いです。そのためアタリは取り難いですが、シャクリの動作がそのままアワセになるので、シャクる→着底→ステイ→シャクるを繰り返していれば知らない間に掛かって釣れます。

アオリイカも視野に入れたければ、こちらのタックル&釣り方で狙うと良いでしょう。なお、ドラグ調整は弛めに設定しておきましょう。ドラグが固すぎるとアワセた際にイカの身が千切れて逃してしまう可能性があります。シャクった際にジリジリと少しラインが出るくらいがちょうど良いです。



初心者にオススメ 底をズルズル釣法

前述の通り、コウイカは底付近を這うように泳いでいるため、アオリイカやヤリイカのようにシャクったあとの、エギがゆっくり沈んでいくフォール中に抱いてくるよりも、エギが着底してから抱いてくることのほうが多いです。

その習性を逆手にとった釣り方がこのズルズル釣法。

タックルは硬めのエギングロッドに2500~3000番のリール、もしくはシーバスロッドに3000番あたりのリールでも構いません。40gくらいまで投げられるロッドが理想です。磯竿でも代用できます。

スナップにナス型オモリを追加。底を引きずるために必要。

写真のように、3.5号のエギと10~30gのナス型オモリをスナップに通し、海底をゆっくりズルズルと引きずって誘います。たまにストップさせて抱かせる間を与えるのも効果的です。

もしくは放置でも構いません。たまにエギを跳ねさせて動きを付けたあとしばらく放置してまた引きずる、といった具合でゆっくり誘うことが重要になります。

引きずっている最中にズシっと重みを感じたらアワセを入れましょう。

エギングと同じくドラグ設定は緩くしておかないと身切れしてしまいます。

オモリは潮流の速さで使い分けます。底を取れる重さに調節するようにしましょう。流れが弱いところであれば10gで十分。重くし過ぎるとイカに違和感を与えてしまい、食いが悪くなります。


コウイカに絶対効く! 最強エギ3選

シマノ セフィアクリンチフラッシュブースト

シマノがいくつか出しているエギシリーズの中でも人気が高いセフィアクリンチフラッシュブースト。ボディに内蔵された反射板によりキラキラと艶めかしい光を放ち、まるで生き物のようなアピールをしてくれます。

この反射板は少しの振動でゆらゆら動いてくれるので、放置ゲーのコウイカエギングにピッタリマッチします。コイウカを釣りたいならまず持っておきたいエギ第一候補です。


YAMASHITA エギーノもぐもぐサーチ

エギングと言ったらYAMASHITAのエギ王ですが、コウイカエギングの場合はエギ王よりもオススメしたいものがあります。

それがYAMASHITAの「エギーノもぐもぐサーチ」。

エギの背中にバンドでエサを固定する装置が付いています。

詳しい使い方はこちら↓↓↓

背中に取り付けたエサのニオイにつられてイカが抱き着きます。こちらも放置やズル引きアクションで誘うコウイカにピッタリハマるエギとなっています。


DUEL エビQ

こちらのエギはシンカー辺りから生えた細長いラバーが特徴。フォール姿勢を安定させてゆっくり落下し、着底後はこのラバーがウネウネとまるで生き物のような動きをします。

放置していてもラバーのおかげで勝手にアピールしてくれるので、アオリイカはもちろんコウイカにも絶大に効くエギとなっています。


誰でも簡単に釣れるコウイカ

エギングを始めたての初心者は特にイメージが湧かず、苦戦する人も多いと思います。

アオリイカをいきなり狙うのは難しいところがありますが、コウイカであれば底を引きずったり放置しているだけで釣れますし、食べても美味しいのでオススメです。

タックルやポイント選び、コツさえ掴めば誰でも驚くほど簡単に釣れる春のコウイカ釣り。

今年の春、チャレンジしてみてはいかがですか?




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