気温も釣果も寒い季節がようやく終わり、越冬をするために深場へと落ちていた魚がショアから爆釣し出す釣り物最盛期の3~5月。
シーバスやクロダイ、青物はもちろん、ヒラメやキスといった美味しい底物も全盛期を迎えます。
そして忘れてはならない美味しい人気魚種「マダイ」。
普段は船から釣るのがメインである彼らも春はショアから狙うことができる数少ない季節。
ショアレッドを釣りたい方は参考にどうぞ。
ショアレッドの好むポイント
マダイは基本的に水深20~30mの比較的水深のある砂混じりの岩礁帯に好んで生息しています。
しかし春になると、産卵のために浅場へと接岸を開始します。特に産卵に絡む個体は大型のため、チャリコのような小さいものではなく、少なくとも50㎝以上の大きな真鯛が陸から狙えます。
やはり砂混じりの岩礁帯が好ポイントで、ベイトなどの条件が揃えば水深2~3mのところでもそのような大型のショアレッドが釣れることがある、夢のような季節です。
特に可能性が高いのは深場が近くにある潮通しの良いところ。やはりベイトに付いており、春にイワシが接岸してきたらチャンスがあるのでチャレンジしてみましょう。
オススメタックル
15g~40gまでのものが投げれると良いので、最も適しているのはライトショアジギングタックルもしくはシーバスタックルになります。場所にもよりますが、長さは2.7~3m前後、硬さはM~MHのロッドを選ぶと良いでしょう。
リールは3000番~4000番、PE1~1.5号にリーダーはナイロンの5~8号辺りを結べばOKです。ただし、磯場で狙う場合は少し太めのラインを用いるようにしましょう。
ショアレッドオススメルアー
春のイワシパターンでショアレッドを狙うのに有効なルアーを3つ紹介します。
メタルジグ
ソルトルアーで欠かせないのがメタルジグ。
シルエットも小さくイワシに似せるには持ってこい。水深に合わせて20~40gのものを使うと良いでしょう。
青物や他の魚も狙いつつショアレッドも視野に入れることができる万能ルアーです。
メタルジグはシャクってアクションを付けるのが基本ですが、マダイは水深の変化を嫌うため、ただ巻きのほうが反応しやすいです。
いろいろ試してその日のパターンを掴むと良いでしょう。
ジグヘッド+ワーム
マダイは青物やシーバスなどと違い、口が大きくありません。また、遊泳力が高くどのレンジにいるかわからないため、表層をキープするミノーやシンペンなどよりウェイトのあるメタル系やジグに分があります。
ジグヘッド+ワームなら安価に揃えることができ、マダイの反応も良いのでオススメです。
ショアラバ
まだまだあまり認知度が高くないジャンルのルアー。
船でマダイを釣るタイラバを陸から投げることに特化させた、ラバーと鉛を組み合わせたルアーです。
比較的安価で、某有名な100均のお店でも手に入ります。
こちらもメタルジグと同様、水深に合わせ20~40gを使い分けると良いでしょう。
アクションも簡単で、キャストして底についたら数回巻く、また底に落とす、を繰り返すだけです。
マダイの他にもヒラメやマゴチ、アコウなど美味しい魚が簡単に狙えるのでオススメです。
もちろん他のルアーでも
例に3つ挙げましたが、もちろんシンペンやメタルバイブ、ブレード系のルアーでも釣ることができます。
前述の通り、ショアレッドは表層や底に止まらず、あらゆる層を駆け巡るタイプなので、レンジを変えながら探れるルアーを複数用意しておきましょう。
春は産卵のために接岸してくるので50㎝オーバーの大型が狙え、秋はベイトを追って再び浅場へと接岸してきます。狙う時期や場所は限られますが磯場だけではなく堤防でも釣れる、誰でも可能性のある美味しい魚なのでぜひ挑戦してみてください。
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