本家に負けて欲しくないけど圧倒的なコスパの差からやっぱり使ってしまうダイソーのソルト用ジグヘッド、通称ダイソーVJ。
16g、22g、28gの3種類ラインアップされていて、状況に合わせて使い分けできるのがまた便利。
上の写真の通り、形は違えど性能的には本家のコアマンVJとほぼ変わらない、なのにコストがおよそ10分の1。
中国もビックリするくらいのパクリですけど、しっかりと合法の釣り具なんですね。
そんなダイソーVJですが、いろんな魚が釣れてしまうというところが最強である由縁。
ダイソーVJにピッタリのワームと狙える魚、釣り方を詳しく解説します!
ダイソーのジグヘッドはなぜVJと呼ばれるの?
釣具メーカー「コアマン」から発売されているバイブレーションジグヘッド(Vibration Jighead)、通称VJを模して造られたのがダイソーのソルト用ジグヘッドです。
本家をVJと呼ぶので、ダイソーのソルト用ジグヘッドはダイソーVJ、もしくはDJと呼ばれるようになりました。
本家のVJは発売されてから数年間、どこに行っても売り切れで手に入れることが難しいほど爆発的人気を誇っていました。
その理由は単純に「めちゃくちゃ釣れる」から。
それをマネしているワケなのでダイソーVJも釣れないはずがありません。
今でこそ本家VJも釣具店で普通に見かけるようになってきましたが、ダイソーVJが発売される前は幻のルアーだったのです。
ダイソーVJのワームセッティング
オフセットフックやジグヘッドに針を通し刺しする一般的なワームとは違い、コアマンVJやダイソーVJはズレ防止があるため、ワームにこのズレ防止を単純に突き刺すような構造になっています。
セッティングする際のコツは、真っすぐキレイに刺し込んでいくこと。少しでも歪んでしまうと、真っすぐ泳がなくなってしまい、魚が違和感を感じて釣果が落ちてしまいます。
真っすぐ刺すコツは、ワームの側面をギュッと潰れるくらい強く掴んで、上方向から芯がズレないように見ながらゆっくり刺し込んでいきます。
このように、突き刺しやすいようにガイドとなる穴の空いたワームがいろいろなメーカーから販売されています。
その中でもオススメを3つピックアップして紹介!
ダイソーシャッドテールワーム
コスパ | |
釣れやすさ | |
オススメ度 |
ダイソーVJとセットで購入するのが一般的なダイソーのシャッドテールワーム。コスパで言えば最強無比。72㎜、88㎜とサイズも使い分けできるので、ベイトとなる小魚の大きさに合わせて替えると良いです。
注意したいところはやはりクオリティ。真っすぐ泳いでくれなかったり傾いたりするので、形を整えてやる必要があるモノも。カラーも2色しかないので、今後のラインアップ追加に期待です。
コアマン アルカリシャッド
コスパ | |
釣れやすさ | |
オススメ度 |
恐らく一番王道の組み合わせがアルカリシャッド+ダイソーVJ。
90㎜を購入しておけば16~28gのどのサイズにもピッタリ合います。
ダイソーのシャッドテールワームよりもコストは掛かるものの、本家のコアマンVJと遜色のない安定した泳ぎ&ナチュラルアクションはスレた魚も一撃で食わせる、コスパ良し×めちゃくちゃ釣れる禁断のコンビネーション。
カラーのラインアップが豊富なところもグッド。
ドリームアップ リーンシャッド
コスパ | |
釣れやすさ | |
オススメ度 |
ダイソーのシャッドテールワームより高いものの、比較的安価な上にカラー、サイズのラインアップが豊富なドリームアップのリーンシャッド。ダイソーVJに合わせるなら3~3.5inchがちょうど良いサイズ。
アクションはアルカリシャッドとは真逆でかなり派手、テールをブンブン振って周囲に猛アピール。
特にサーフでフラットフィッシュを狙う場合はアルカリシャッドよりもこちらがオススメ。
最強! ダイソーVJで釣れる魚
シーバス
本家であるコアマンVJのキャッチフレーズは「スズキのエサ」。
釣れないハズがない、こいつ抜きには語れない。当然ダイソーVJで釣れます。
このシーバスは常夜灯の明暗部を水面直下早巻きで食わせた一匹。まさにスズキのエサ。
ヒラメ
漁港だろうがサーフだろうが、底のほうをマキマキしていれば釣れてしまう嬉しい高級魚、ヒラメ。
丸のみしてしまっていることも多いくらい、疑いなくカブリついてきます。
この写真はダイソーVJではなくアマゾンで買った安物の偽コアマンVJですが、ワームはアルカリシャッド。
マゴチ
ヒラメを狙っていれば自ずと釣れてしまうもうひとつの高級魚、マゴチ。
ヒラメよりもパワフルなファイトを魅せてくれます。
キジハタ
こちらも言わずと知れた高級魚。テトラの際や岩礁帯をダイソーVJで果敢に攻めればキジハタだって釣れちゃいます。
しかもコスパが良いので根掛かりして失くしても、そこまで金銭的にダメージはありません。
特にダイソーVJのスイミングに食ってくるキジハタは良型が多いので、獲物が少ない暑い季節はキジハタ狙いで使うと良いかもしれません。
ブリ
ご覧の通り、ブリも釣れてしまいます。ここまできたらもはやなんでもアリなのではないか、と驚きますね。
あまりワームで釣るイメージはありませんが、しっかりと咥えています。ブリ族は、追いかけてきても違和感があれば口を使わない、割と目の良い魚ですが、ダイソーVJにガッツリ騙されてしまっています。
ショアレッド
陸からは滅多にお目にかかれない、船で釣るイメージの強いマダイですが、ダイソーVJを使えば陸からでも釣れてしまいます。
ちなみに陸(ショア)から釣れるマダイのことを、敬意を込めてショアレッドと呼びます。
ダイソーVJの使い方
いろいろな魚がめちゃくちゃ釣れるのは伝わったかと思いますが、ではどのように使えばいいのか、どのようにして釣ればいいのかを説明します。
使い方は「投げて巻く」だけ。
狙いたい魚がいる層まで沈めて、あとはただ巻くだけです。
ブリなどの青物を狙いたければ、投げた直後から巻き始めましょう。遊泳力の高いシーバスやマダイが釣りたければ全ての層をまんべんなく、ヒラメやキジハタといった底にベッタリの魚が釣りたければ、投げたあと底まで沈めて、巻く→ストップして再び底まで沈める、ということを繰り返しましょう。
ダイソーのソルト用ジグヘッドは、ミノーのような表層専用のプラグではありませんし、ラバージグのように底専用のジグでもありません。ジグヘッドの重さや巻く速度を変えれば全層狙うことができる上に、メタルジグのようにシャクったりする必要がありません。
何が釣れるかわからないときは、適当に投げて巻きましょう。それだけでも釣れるときは釣れてしまうのがダイソーVJなのです。
なんでも釣れるダイソーVJ 最強と言わざるを得ない
今回紹介した魚以外にも良型のメバルやカサゴ、マダイも釣れる、本当になんでもアリのダイソーVJ。
底~中層~水面直下どのレンジを探っても何かしら連れてきてくれるうえ、ただ巻きOKなので初心者でも扱いやすいです。
特にイワシがベイトのときに本領を発揮するので、春先や秋の小魚が多い季節にオススメ。
もちろん信頼足る本家のコアマンVJには劣りますが、それでもこれだけの魚を連れてきてくれるので、ダイソーVJ+アルカリシャッドやリーンシャッドなど、いろいろなワームを組み合わせて使ってみてください。
コメント